もっと鹿児島が知りたい[6]桜島の話

桜島有史以来、爆発を繰り返し、今も活動し続ける鹿児島のシンボル桜島。桜島町は鹿児島市街地からフェリーで15分の位置にあります。全域が霧島屋久国立公園内にあり、農業と観光、そして温泉の町として発展しています。
人口は5,002人で農業、漁業が主な基幹産業で、大溶岩原・湯之平展展望台など全国でも有名な観光地です。果樹栽培が盛んで世界一小さい桜島小みかんや、世界一大きい桜島大根が特産品として、全国的に有名です。
桜島フェリーは運航開始以来60余年の歴史があり、24時間運航を開始し、地域社会の発展に大きく寄与しています。また納涼観光船と納涼観光バスは54万都市鹿児島の夜景が楽しめ、夏の風物詩として有名で県内外からの観光客でにぎわいます。
桜島町は、体育館2棟、グラウンド3面を整備しており、バレーボール大会、マラソン大会、サッカー大会、火の島祭りの他いろんなイベントを行い、町内外の交流が盛んな町です。
鹿児島県と桜島町が進めている「桜島ウォーターフロント整備事業」では、町が国民宿舎と温泉施設、都市と農村の総合交流ターミナル建設、県がなぎさ遊歩道、人工海浜、オートキャンプ場等の整備を行うことになっています。
波穏やかな錦江湾に横たわり、七色に山肌を変える優美な表情の桜島、その静かなたたずまいに地球の鼓動が息づいています。

人と自然にやさしく火山と共生する町「桜島町」の紹介

  • 人口…4,766人(2004年9月末現在)
  • 世帯数…2,021世帯(2004年9月末現在)
  • 桜島町章  桜島町章面積…32.19平方キロメートル
  • 桜島町章…火の島桜島を単純明快に表現し、 円形は町民の融和と団結、噴煙 は産業文化の飛躍発展を象徴したものです。
  • 町の木…あこう
  • 町の花…さくら

町の花:さくら町の花:さくら町の木:あこう町の木:あこう

アコウ群(天然記念物:町の木)
アコウは熱帯のバンヤン樹と同じ属のイヌビワ属の植物。常緑高木で、高さは20m、直径2~3mにもなる。幹のまわりから縄を垂らしたように気根を伸ばし、それが地中に入って新しい幹となる。また幹を傷つけると白い樹液を出す。葉は長形で葉柄が長く、花期は4~5月であり、イチジクに似た実がなり、武、藤野、西道、松浦の海岸沿道に、その巨大な幹や枝を張り、道路を覆って立ち並んでいる姿は壮観である。

特産品

桜島の主産業は農業で、果樹栽培が盛んです。その中でも、世界一小さい「桜島小みかん」世界一大きい「桜島大根」が特産品として、全国的に有名です。また、ほうれん草、葉ネギなどの野菜栽培もハウス団地を形成して大きな収穫をあげています。

桜島大根

桜島大根桜島独特の火山灰土壌を利用してつくられる桜島大根は、特産物として名高いものです。収穫の最盛期は1月末から2月中旬にかけてで、大きなものは重さ30kg、胴回り1mにも及び、世界一大きい大根と言われています。見かけによらず水分が多く、肉質が柔らかいのが特徴で、その多くは漬物に加工され「さつま漬」の商標で売られています。

桜島小みかん

桜島小みかん[左]桜島小みかん
[右]平均的な大きさの温州みかん
小さい!小さい! まるでおもちゃのように小さいみかん。世界一小さいみかんです。甘みは数あるミカンの中でも最高と言われ、広く親しまれています。直径は4.5cm~6cm。一般に流通している温州みかんの直径が6~7cmというと小ささをわかっていただけるでしょうか? 桜島小みかんワイン「ムゼ」・・香りとほろ甘さは、特に女性に喜ばれています。

溶岩プレート・溶岩焼・桜島焼

溶岩プレート・溶岩焼・桜島焼桜島の降灰を利用して出来た陶芸品には、住む人の知恵が生きています。うわ薬に火山灰を使用し、肌触りのよさと、独特の渋い色合いをもつ溶岩焼、桜島焼といった名陶の誕生を見ました。溶岩を利用した焼肉用の溶岩プレートは、肉が柔らかく焼けて、煙の出ないのが特徴です。


イベント

3月
ランニング桜島
春分の日
ちびっこ健康マラソン
7月
火山めぐりヨットレース
桜島・錦江湾横断遠泳大会
桜島納涼観光船
火の島祭り
8月
錦江湾洋上親子スケッチ大会
南日本小学生バレーボール大会
南日本チビっ子サッカー大会
11月
ふるさと秋まつり
12月
桜島レディースランニング大会

火の島祭り

火の島祭り「桜島」は燃える火のように情熱的な鹿児島県民のシンボルであり人々はこの桜島を「火の島」と呼びます。「火の島」桜島は、これまでの長い歴史の中で激しい噴火を繰り返すたびに多くの溶岩を流しだし、住民の生活の形態を変え、幾度となく文化やそれまでの歴史を寸断してきました。1988年(昭和63、この桜島に誕生した太鼓グループ「火の島太鼓」はそこに住む人々に火山に負けない不屈の気迫と勇気を与えることと、将来桜島を担っていく子供たちに火山で生き抜く魂を伝え、郷土芸能として受け継ぐために創設されました。日本で初の和太鼓ソロ奏者、林 英哲(はやし えいてつ)氏の作曲する躍動感あふれる太鼓のリズムは、重さ1トンの大太鼓が桜島の激しい火山活動を表現し、この太鼓を聞くすべての人々に地球の鼓動を伝えます。日本国内はもちろん1989年にシンガポールで、93年にはアメリカのアトランタで海外公演するなど世界中に「火の島太鼓」は鳴り響いています。

納涼観光船

納涼観光船錦江湾の夏の風物詩。毎夕7時に出港して2時間湾内を遊覧します。華やかなイルミネーションに彩られた豪華なフェリーでの夕涼みは格別です。ビアガーデンや、すし、うどんそば、焼き鳥など味自慢の店も並びます。

運航期間…7/20~8/12 8/16~8/31(毎夕19時出港、21時入港)
運航ルート…鹿児島本港桜島桟橋発~神瀬~沖小島~古里温泉郷~日石石油基地~谷山~鴨池~天保山~鹿児島本港桜島桟橋
所要時間…2時間
料金…大人:1.000円/小人:500円

桜島・錦江湾横断遠泳大会

桜島・錦江湾横断遠泳大会鹿児島の初夏を知らせる、桜島・錦江湾横断遠泳大会です。桜島小池海岸~鹿児島磯海水浴場までの4.2kmを、4名が7m以内の円周(菱形体型)で泳ぎ、全員で手を繋いでゴールします。昭和62(1987年)復活実施され、多くの参加者や、鹿児島県民の共感とご理解のもと、日本最大の遠泳大会に成長しました。先日の大会では、ドーバー海峡横断部の芸能人の参加もあり、この大会をご存知の方も多いでしょう。

桜島火山について

現在の桜島

南国鹿児島のシンボル桜島は一日に七色に変化します。ある時は雄大に、またある時はやさしく、時折空高く噴煙をあげる姿は、自然が造りあげた偉大な芸術作品でもあります。桜島は姶良カルデラの南縁にあり、鹿児島市からわずか4kmの海上に浮かぶ、東西12.2km、南北9.5kmの火山島です。有史以来数多くの噴火を経て、成長してきました。歴史に記されているだけでも、天平、文明、安永、大正、昭和と大噴火を起こし、その噴火跡は火口、溶岩として生々しい惨状を残しています。溶岩原は様々な様相を呈し、西郷岩、きつね岩などおもしろい名前も付けられ、人々の目を楽しませてくれます。

桜島火山の主な噴火活動

天平噴火
764(天平宝字8)年~766年
この噴火で東側山麓に鍋山が、その全面に長崎鼻溶岩が形成される。死者、埋没家屋多数。
文明噴火
1471(文明3)年~1476(文明8)年
5年間にわたる活動。人畜被害多数。
安永噴火
1779(安永8)年
南北両側の山腹に火口列ができ、そこから軽石や、溶岩を噴出。
大正噴火
1914年~1915年
この噴火で桜島は大隅半島と陸続きになる。
昭和噴火
1939年10月26日
午前3時になって、南岳南東、海抜750mの地点に新火口ができて噴火が起こる。
1946年3月9日~5月
昭和14年の火口付近より噴火、溶岩流出、5月まで噴煙活動。山腹噴火、溶岩流出、降灰、2部落埋没、土石流。

これ以後、桜島は断続的に噴火を続け、現在も時折巨大な噴煙を上げては、降灰、噴石などの被害を出しています。
桜島の火口周辺2kmは立ち入り禁止で、湯之平展望台(4合目、標高373m)地点が、立ち入ることの出来る、最高地点です。 桜島には、上記の大噴火の爪跡が、あちこちに残されています。島を溶岩流が幾重にも覆い、桜島は現在の形になりました。

桜島噴火

カルデラとは?

火口の直径が大規模な陥没火山(例:阿蘇山)をカルデラといいます。 鹿児島には姶良、阿多・喜界の三大カルデラをはじめ、池田カルデラ、加久藤カルデラがあります。今からおよそ二万五千年前、現在の桜島を南端にそれより北側の鹿児島湾底は大火口原で、いくつもの火山から成り立つ姶良火山があったとされます。この火山が莫大な量のシラスや火砕流を噴き出したために、地下内部に空洞が出来て陥没、いわゆる姶良カルデラが出来ました。桜島火山は、そのカルデラの南縁に成長した火山です。

カルデラ

大正噴火

大噴火起り、山頂より山麓に互りて、一面火煙高く上りて、北東に靉き、閃電縦横に放射して、盛に雷音を挙ぐ。其の光景は到底筆紙口舌の能く尽す所に非ず。(大正三年桜島噴火記事より)

大正噴火1月14日昼頃の噴火状況。鹿児島市より遠望(写真提供:鹿児島県立博物館)

大正噴火の経緯(1914年)

1月10日
地震が始まる
1月11日
鹿児島市内でも有感地震が始まる。
1月12日
午前10時頃、まず西側の山腹に、ついで東側の山腹で割れ目火口が生じる。噴煙は8,000m以上に達した。M7.1の地震が起こる。
1月13日
夜半過ぎ西側の火口で再び大噴火が起こり、火砕流が発生し、先端は西側の海岸にまで達した。この後、溶岩流出。
1月14日
東側の火口から溶岩が流出し始める。西側の溶岩流は袴腰の上方500mまで達した。
1月15日
西側の火口で火砕流が発生。
1月16日
溶岩が海へ突入。
1月18日
烏島が溶岩に飲み込まれる。
1月25~26日
ほぼ沈静化。
1月29日
東側の火口から流出し続けた溶岩は、海峡を埋め立て、この日に、大隅半島と陸続きになった。東側火口の活動は噴火開始から1年以上続いた。
2月1日
1時間に2~3回の噴火になる。
2月12日
活動がほとんど終焉。小噴火が数回になる。

大正噴火噴火後の惨状です。火口に面した斜面上の樹木は完全に倒れており、大きな軽石が散在しています。火砕流の凄まじさを物語っています。(写真提供:鹿児島県立博物館)

大正噴火の噴火前と噴火後の地形の変化です。西の沖にあった「烏島」が溶岩に飲み込まれたこと、海峡になっていた東側が陸続きになったことが分かります。

噴火前
噴火前

噴火後
噴火後

みどころ

桜島には、数々の大噴火におけるその爪跡や、地形、火山を勉強する施設などがあります。島を一周する溶岩道路に沿ってまわると、桜島の山容をあらゆる角度から見ることができます。また、桜島には火山が与えてくれる恵み、温泉があちこちで湧き出しています。遠い昔から噴火の驚異と戦いながら、地球のリズムと合わせて生きてきた人々の心と体を癒してくれます。

見どころ地図

桜島ビジターセンター

桜島ビジターセンター桜島をより深く理解していただくために、桜島の自然や歴史についてわかりやすく展示、開発するとともに、さまざまな情報を紹介した施設です。館内は、桜島の噴火と成長の歴史、桜島の噴出物、錦江湾の珍しい海中生物、地域の観光情報、防災活動などを紹介しています。展示室に入ると、大迫力の音響と映像で噴火を体験できる「噴火体験コーナー」もあります。

黒神埋没鳥居

黒神埋没鳥居大正3年の大噴火で30億トンの溶岩に加え、約11億トンの軽石や火山灰が噴出し、埋もれてしまった鳥居です。
もとは3mの高さの鳥居だったのですが、今は上部1mの笠木だけが顔を出しています。

湯之平展望所(西→桜島)

湯之平展望所桜島4合目、標高373mの高原にある。眼前に北岳・中岳・南岳を仰ぎ、眼下には溶岩原が広がり、その麓にはフェリーボートが発着する桜島港、またはるかに鹿児島市街や開聞岳を望む好展望所です。この辺り一帯はツツジの名所で、5月上旬から中旬にかけて赤やピンクの花が咲き乱れ、訪れる人の目を奪います。

有村展望所(南東→桜島)

有村展望所大隅側から行くと、最初に当たる展望所です。昭和噴火と大正噴火で流れ出た溶岩を観察できます。写真には、退避壕が写っています。これは桜島の島内のあちこちに見られ、噴火の際の、噴石などに備えています。

西郷岩/きつね岩

きつね岩きつね岩西郷岩西郷岩溶岩が様々な様相を呈し、このようなおもしろい名前がつけられています。皆さんの目にはどう映りましたか?

烏島(からすじま)展望所

烏島展望所烏島は文明7年(1475)の噴火の際にできた、周囲500mの小島でした。海岸から約500mの沖合にあり、烏がたくさん生息していたので烏島と呼ばれたということです。この島は大正噴火で埋没。現在はその跡の一部を整備して展望所が設けられています。

古里温泉/林芙美子文学碑

桜島の南岸、溶岩が海へ流出して出来た荒磯に湧く温泉。施設の整ったホテル4軒が建ち並んでおり、磯づたいにプールや露天風呂もあります。林芙美子の文学碑のある温泉としても知られ、碑は温泉背後の小高い丘に建ち、「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」と刻まれています。芙美子は代表作『放浪記』の中で「母は九州の桜島の温泉宿の娘である」と記しています。
林芙美子文学碑林芙美子文学碑古里温泉古里温泉


観光案内

フェリー桜島西端の袴腰(桜島港)は、対岸3.8キロの鹿児島本港(桜島桟橋)とフェリーで結ばれており、桜島への表玄関口となっています。
鹿児島市と桜島をわずか15分で結ぶ「海のバイパス」桜島フェリーは24時間運航。
桜島フェリーについてはコチラLinkIcon

桜島定期観光バス

3時間/大人:1,700円、小人:800円

桜島港
ターミナル
袴腰
9:30と13:30の2回運航
桜島港フェリーターミナル発~埋没鳥居(車窓見学)~旅の里~有村展望所~林芙美子文学碑(車窓見学)~窯元~湯之平展望所~桜島ビジターセンター~桜島港フェリーターミナル着

JR桜島定期観光バス

TEL:099-247-5244
6時間10分/大人:4,000円、小人:2,000円

近場探検6時間
(鹿児島市内・
桜島一周)
西鹿児島駅8:50発~15:00着
西鹿児島駅~照国神社~西郷隆盛像~城山~西郷洞窟~南州墓地~仙巌園~桜島桟橋~(フェリー)~桜島港~黒神埋没鳥居~有村展望所~桜島ドライブイン~湯之平展望所~溶岩焼窯元(要予約)

桜島タクシー観光

一周コース
(約10,000円)
大正溶岩~烏島埋没祈念碑~古里温泉~林芙美子文学碑~有村溶岩展望所~桜島港~黒神展望所~埋没鳥居~昭和溶岩原
半周コース
(約8,000円)
大正溶岩~烏島埋没祈念碑~古里温泉~林芙美子文学碑~有村溶岩展望所~桜島港
湯之平コース
(約6,000円)
湯之平展望所~烏島埋没祈念碑~大正溶岩原

レンタルサイクル・レンタカー

TEL:099-293-2162

自転車
1時間:400円、2時間:600円
※1時間増すごとに300円
ミニバイク
(50cc)
2時間:2,000円
※1時間増すごとに1,000円加算
普通自動車
2時間:5,000円
※1時間増すごとに1,000円加算
ワゴン車
(8人乗り)
2時間:7,000円
※1時間増すごとに1,000円加算

宿泊施設

桜島港

国民宿舎レインボー桜島
定員:113名
TEL:099-293-2323
桜島ユースホステル
定員:100名
TEL:099-293-2150
民宿 美和荘
定員:15名
TEL:099-293-2615
さくらじま荘
定員:111名
TEL:099-293-2903

古里温泉

古里観光ホテル
定員:150名
TEL:099-221-3111
旅館 山下屋
定員:100名
TEL:099-221-2126
桜島シーサイドホテル
定員:80名
TEL:099-221-2121
桜島観光ホテル
定員:130名
TEL:099-221-2311

野尻

民宿 さくらじま
定員:12名
TEL:099-221-2130

お問い合わせ先 

鹿児島県桜島町観光課
〒891-1419 鹿児島県鹿児島郡桜島町横山61-4
TEL:099-293-2525  FAX:099-293-2972
鹿児島営業所
〒892-0814 鹿児島市本港新町4-1
TEL:099-223-7271

写真・資料提供
桜島町企業部観光課  社団法人 鹿児島県観光連盟  鹿児島県立博物館  
財団法人 鹿児島観光コンベンション協会  鹿児島大学火山地質研究室  火の島太鼓HPの皆さん  
鹿児島青果  鹿児島「旅」百科  ふるさと交流録  かごしま観光オールガイド


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